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河野建築の更新担当の中西です。
~“冬あたたかく・夏すずしく”~
寒い・暑い・うるさい・結露がつらい——その原因の4〜6割は窓まわり。私たちは現地診断→性能設計→施工→気密仕上げ→確認までワンストップで、二重窓/ガラス交換/サッシまるごとの最適解をご提案します。今日から使える選び方・工事の流れ・チェックリストをまとめました。
目次
寒さ・暑さ → 断熱(Low-E複層/トリプル/内窓)
結露 → 断熱+気密+換気バランス
騒音 → ガラス厚み増/異厚・合わせガラス+内窓で空気層を深く
西日・まぶしさ → 日射遮蔽(Low-E遮熱タイプ/外付スクリーン)️
原則:窓の“面”で断熱、“線”で気密。面=ガラス、線=枠と周囲納まり。
内窓(二重窓):既存の内側に新枠を設置。断熱・防音に即効、工期短め。
ガラス交換:既存枠を活かし単板→Low-E複層へ。開閉頻度が低い窓などに。
カバー工法:既存枠に新サッシをかぶせて一新。気密・水密を総合改善。
フルリプレイス:下地補修まで含め新築同等を目指す。劣化大・雨仕舞不良のケースに。
遮熱タイプ:夏の直射・西日が強い方位に。冷房負荷↓。
断熱タイプ:寒冷地・北面に。放射冷却を抑え、ヒヤッと感↓。
トリプル:寒冷地・北側大開口・防音併用に。重量増は金物・躯体を要確認。
方位・周辺環境(道路/線路/西日)
躯体・開口寸法・歪み(レーザーで確認)
枠材の状態(腐朽・錆・シーリング)
換気計画(24h換気/レンジフード負圧)️
既存の雨仕舞(水切り・防水紙の連続)️
養生・墨出し→既存の清掃・下地確認
枠の取付(内窓/カバー)→水平・直角・対角の追い込み
ガラス・建具吊り込み→建付け・戸車・錠調整
気密処理(気密テープ/シーリング)→貫通部の止水
作動・気密チェック(紙・煙・サーモカメラ)→清掃・引渡し✨
窓の表面温度を上げる(Low-E・内窓)
室内湿度を整える(加湿し過ぎない/換気)
気密漏れを塞ぐ(枠周り・下枠の“線”を重点)
**合わせガラス(中間膜)**で高音を、異厚構成で中低音を分散吸収。
内窓の空気層は70〜100mmが体感ベター(納まりと干渉に注意)。
カーテンは厚地+レースの二重で仕上げ。
ガラス仕様(厚み/中空層/ガス/スペーサ)
枠材(アルミ/樹脂/複合)と色・意匠
気密・水密の納まり図(下枠・両端)
養生・廃材処理・工期・保証範囲️
追加工事の条件(下地腐朽・タイル割付変更 等)
Q. 内窓とカバー、どっちがいい?
A. 短期効果=内窓、総合刷新=カバー。騒音・結露・デザインの優先度で決めましょう。
Q. 工期は?
A. 1窓数時間〜、一住戸1〜2日が目安(規模・納まりにより変動)。
Q. カーテンやブラインドは?
A. 干渉・結露を見て窓内付/外付を選定。外付スクリーンは遮熱に有効。
冬場は**換気の“短時間・回数”**で室温低下を抑える
夏場は外付遮蔽>内付遮蔽(日射は外で止める)
レール・戸車は年1回の清掃・潤滑で軽快さをキープ
まとめ
“面を断熱・線を気密”。この発想で選べば、体感が一気に変わります。まずは一番つらい窓から一点突破。効果を体で確かめてください。️