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月別アーカイブ: 2025年8月

河野建築のよもやま話~6~

河野建築の更新担当の中西です。

 

~“光・風・景色をデザインする”~

 

窓は“景色の額縁”。明るさ・風の通り・視線・防犯・操作性を整えるだけで、部屋の印象は劇的に変わります。ここではプランニングの順番アイテム選び暮らし目線のディテールを紹介します。


1|プランは“光→視線→風→動線”の順で ️

  1. :方位と周辺反射で昼光の質を設計(北=安定光/南=量/東=朝/西=夕景)

  2. 視線:目線の高さ・道路との距離→視線コントロール(磨りガラス・ブラインド内蔵)

  3. 縦すべり/横すべり/上げ下げの使い分けで通風の抜けをつくる

  4. 動線:家具や家事と干渉しないハンドル位置・開き方向を決定


2|“暗い部屋”の即効策

  • 欄間FIX袖FIX透過面積を増やす

  • トランスルーセント(高透過)のLow-Eで明るさと断熱を両立

  • 内装色×窓面反射の相乗効果(白壁×大きめ窓は最強)


3|“風が抜けない”を変えるコツ

  • 対角線通風:入口と反対側に高低差のある開口を計画

  • 縦すべりは風を拾って曲げる横すべり面で受け流す

  • 上げ下げ安全配慮しつつ微開がしやすい(子ども部屋に◎)


4|防犯・安全のアップデート ️

  • 合わせガラス(中間膜)+補助錠こじ破り対策

  • クレセント錠の強化ロック付クレセント

  • 面格子外観と掃除性も含めて選ぶ

  • 手すり・転落防止バー開口高さ操作動線に合わせて


5|操作性&日常のストレスを減らす工夫

  • 電動ロールスクリーン・ブラインド高窓を楽に

  • 網戸の種類(横引き・プリーツ・収納式)を出入り頻度で選定

  • ハンドル高さ1050〜1150mm目安で家事動線にフィット

  • 指詰め防止ソフトクローズストッパで安心


6|外観と室内の“つながり”を整える

  • フレーム色床材・建具と“ワントーン差”の同系色

  • 細フレームコーナーFIX景色の抜けを最大化

  • バルコニー手すりスリット/ガラス視線と光を両立


7|水まわり・玄関の“困った”を解決

  • 浴室窓すべり出し+型板ガラス換気×プライバシー

  • トイレ高所横すべり+小さめFIX風と採光

  • 玄関採光スリット+採風機構閉めたまま換気


8|お手入れ・ランニングを軽くする ♻️

  • 樹脂 or 複合枠結露と手入れ頻度を低減

  • 内蔵ブラインドホコリ激減外付スクリーン日射遮蔽で冷房費↓

  • 防汚コート水切り形状雨筋を抑える


9|見積り比較“痒いところ” ✅

  • 採光面積の増減(m²表記)

  • 通風有効開口(%)と網戸仕様

  • ハンドル・金物型番操作高さ

  • 防犯仕様(合わせガラス厚、補助錠)

  • 意匠図(内観・外観の枠見付寸法


10|そのまま使える“打合せメモ”️

  • いちばん困っているのは?(寒さ/暑さ/暗さ/音/結露/防犯)

  • その窓の使い方は?(開閉頻度/換気/出入り)

  • 家具配置と干渉はない?(カーテン/ブラインド含む)

  • 子ども・ペットの安全配慮は?(手すり/網戸強度)

  • 掃除・手入れはどれくらい手をかけられる?


まとめ
“光→視線→風→動線”の順番で考えれば、窓は暮らしの快適装置になります。次の一歩は**一番使う窓の“操作ストレス”**から見直すこと。毎日の小さな不満が、今日から消えます。

河野建築のよもやま話~5~

河野建築の更新担当の中西です。

 

~“冬あたたかく・夏すずしく”~

 

寒い・暑い・うるさい・結露がつらい——その原因の4〜6割は窓まわり。私たちは現地診断→性能設計→施工→気密仕上げ→確認までワンストップで、二重窓/ガラス交換/サッシまるごとの最適解をご提案します。今日から使える選び方・工事の流れ・チェックリストをまとめました。


1|まず“症状”から逆算する

  • 寒さ・暑さ → 断熱(Low-E複層/トリプル/内窓)

  • 結露 → 断熱+気密+換気バランス

  • 騒音 → ガラス厚み増/異厚・合わせガラス+内窓で空気層を深く

  • 西日・まぶしさ → 日射遮蔽(Low-E遮熱タイプ/外付スクリーン)️

原則:窓の“面”で断熱、“線”で気密。面=ガラス、線=枠と周囲納まり。


2|工法の選び方(迷ったらここ)

  • 内窓(二重窓):既存の内側に新枠を設置。断熱・防音に即効、工期短め。

  • ガラス交換:既存枠を活かし単板→Low-E複層へ。開閉頻度が低い窓などに。

  • カバー工法:既存枠に新サッシをかぶせて一新。気密・水密を総合改善

  • フルリプレイス:下地補修まで含め新築同等を目指す。劣化大・雨仕舞不良のケースに。


3|Low-Eの“遮熱”と“断熱”を使い分ける ️

  • 遮熱タイプ夏の直射・西日が強い方位に。冷房負荷↓。

  • 断熱タイプ寒冷地・北面に。放射冷却を抑え、ヒヤッと感↓。

  • トリプル:寒冷地・北側大開口・防音併用に。重量増は金物・躯体を要確認。


4|現地診断で見るポイント

  • 方位・周辺環境(道路/線路/西日)

  • 躯体・開口寸法・歪み(レーザーで確認)

  • 枠材の状態(腐朽・錆・シーリング)

  • 換気計画(24h換気/レンジフード負圧)️

  • 既存の雨仕舞(水切り・防水紙の連続)️


5|施工の流れ(標準)️

  1. 養生・墨出し→既存の清掃・下地確認

  2. 枠の取付(内窓/カバー)→水平・直角・対角の追い込み

  3. ガラス・建具吊り込み建付け・戸車・錠調整

  4. 気密処理(気密テープ/シーリング)→貫通部の止水

  5. 作動・気密チェック(紙・煙・サーモカメラ)→清掃・引渡し✨


6|結露を減らす“3点セット”

  1. 窓の表面温度を上げる(Low-E・内窓)

  2. 室内湿度を整える(加湿し過ぎない/換気)

  3. 気密漏れを塞ぐ(枠周り・下枠の“線”を重点)


7|防音の基本“質量×空気層”

  • **合わせガラス(中間膜)**で高音を、異厚構成で中低音を分散吸収。

  • 内窓の空気層70〜100mmが体感ベター(納まりと干渉に注意)。

  • カーテンは厚地+レースの二重で仕上げ。


8|見積比較のチェックリスト ✅

  • ガラス仕様(厚み/中空層/ガス/スペーサ

  • 枠材(アルミ/樹脂/複合)と色・意匠

  • 気密・水密の納まり図(下枠・両端)

  • 養生・廃材処理・工期・保証範囲️

  • 追加工事の条件(下地腐朽・タイル割付変更 等)


9|よくある質問 ❓

Q. 内窓とカバー、どっちがいい?
A. 短期効果=内窓総合刷新=カバー。騒音・結露・デザインの優先度で決めましょう。
Q. 工期は?
A. 1窓数時間〜、一住戸1〜2日が目安(規模・納まりにより変動)。
Q. カーテンやブラインドは?
A. 干渉・結露を見て窓内付/外付を選定。外付スクリーンは遮熱に有効。


10|引渡し後の使いこなし

  • 冬場は**換気の“短時間・回数”**で室温低下を抑える

  • 夏場は外付遮蔽>内付遮蔽(日射は外で止める)

  • レール・戸車は年1回の清掃・潤滑で軽快さをキープ


まとめ
“面を断熱・線を気密”。この発想で選べば、体感が一気に変わります。まずは一番つらい窓から一点突破。効果を体で確かめてください。️